» » » 紙ジャケットのCDプレスで注意すべき5つの事

紙ジャケットのCDプレスで注意すべき5つの事

E式とA式_比較

 

紙ジャケットのCDプレスを依頼する前に抑えておきたいポイントとは?

CDの定番であったジュエルケース(Pケース)に変わって、紙ジャケットの需要が大変伸びています。大きな理由として価格がジュエルケースよりも安くなった事があるかと思います。エクストリーム・ラボで取扱っているジュエルケースのCDプレスと紙ジャケットを比較した場合、

 

300枚CDプレス

枚数ジュエルケース4P紙ジャケット4パネル
300¥93,200(税抜)¥88,500(税抜)

 

500枚CDプレス

枚数ジュエルケース4P紙ジャケット4パネル
500¥105,300(税抜)¥92,400(税抜)

 

1000枚CDプレス

枚数ジュエルケース4P紙ジャケット4パネル
1000¥123,300(税抜)¥117,300(税抜)

 

というように、紙ジャケットの方が安価でご提供できるようになりました。安価という理由以外にも、今までは店頭販売がメインだったため背の厚みがあるジュエルケースの方が棚に入れた時に探しやすいという理由で好まれておりましたが、今やAmazonを始めとするオンラインでCDを購入出来る時代なので背の厚みは気にせず、その分紙自体のアナログでオリジナリティの高い質感を求めるお客様が増えたからだと実感しております。需要が増えている紙ジャケットですが、CDプレスの際にぜひ注意していただきたいポイントがいくつかありますので参考までにご覧下さい。

 

【POINT.1】紙ジャケットは2種類ある

「A式」と「E式」がある

以外と知られていませんが紙ジャケットには大きく分けて2種類あります。「A式」と「E式」です。「A式(America)」はアメリカ式を意味し、「E式(Europe)」はヨーロッパ式を意味しています。日本の店頭でよく見かけ、一般的に普及している紙ジャケットはE式となります。普通の人はがこの両方を見比べてどこに違いがあるのか判断するのは難しいかもしれませんが、何度かCDを作ったことのある人やジャケットにこだわりを持った人は見ただけでその違いが分かるかもしれません。この2つは大きく「製造方法」「中面」「価格」が異なってきます。

 

E式とA式_比較

(上)E式  (下)A式

製造方法が違う

この2つがどう違うかというとまず製造方法に違いがあります。A式はボール紙製の芯材でジャケット本体を組み上げたあと薄い印刷紙を貼付するような製造方法です。「E式」は紙ジャケット本体の紙自体に印刷をし組み上げられたものとなります。製造方法の違いはお客様からしてみたらあまり気にする事でもないかもしれませんが、「A式」と「E式」ではその仕上がりが大きく変わってきます。E式に比べてA式はボール紙製の芯材を使用しているため非常に紙が厚いです。ではE式の紙厚が薄いのかといえばそんなことはなく、PP加工なども出来るため充分な紙厚と耐久性を持っております。

20
A式拡大図

中面が違う

これは製造方法が異なる事によって生じる事ですが、E式とA式では中面が大きく異なります。本体に印刷して組み上げるE式と違い、A式は左右にまたがる印刷紙を張り合わせて製造するため、見開いたときに左ページと右ページの間に継目が発生する事がありません。ですので見開きで大きなイラストや写真を扱う場合などはA式は非常に効果的に魅せる事ができます。

chigai_02
A式の中面継目

価格が違う

「A式」と「E式」の詳しい説明については「紙ジャケットE式とA式の違いとは?」に書かれておりますが、この2つを比較する上で一番大きなポイントとしては『価格』が異なる点にあります。製造工程の複雑な「A式」はE式と比較してコストが上がってきます。同じ紙ジャケット4パネル・500枚の仕様でもE式が92,400円(税抜)に対してA式は178,400円(税抜)と倍近い金額になってしまいます。

 

【POINT.2】内容に適したサイズを決めよう

紙ジャケット本体のページ数について○○ページ、など「ページ」で表記する業者もありますが、歌詞カードのページ数と混在して分かりづらいためエクストリーム・ラボでは2パネル、4パネル、6パネルなど「パネル」で紙ジャケットのページ数を表記しております。2パネルについては表紙と裏表紙のみのシンプルな仕様なので主にシングルCDや配布用のCDでは2パネルを選択する方が多いです。一般的なアルバムなどでは4パネルや6パネルを選ばれる事が多く、2枚組・3枚組・4枚組など複数のCDを封入する場合は6パネル、8パネルが選択されます。本体のページ数については、ジャケットデザインによってや本体に記載する文字量などによって適切なものを選択しましょう。

エクストリーム・ラボは上記の仕様の中にいくつもの異なるサイズのテンプレートを用意しています。2パネルは3種類、4パネル(E式)は9種類、6パネル(E式)は3種類、8パネル(E式)は3種類、とご用意し、縦横の大きさの違いはもちろん背の厚さがそれぞれ異なります。サイズについてはジャケットデザインのイメージに沿ってご希望のものをお選び下さい。

2パネル

Item-01

4パネル

Item-02

6パネル

Item-03

8パネル

Item-04

【POINT.3】『ポケット』の位置・入れ口・切込みは要確認!

紙ジャケットにCDや歌詞カードを封入する「ポケット」ですが、実はこのポケットにも色々種類があります。例えば4パネルの場合、見開いた状態の左右どちらかにCDを入れる訳ですが、左右のどちらにポケットがあるのか?外側から入れるのか?内側から入れるのか?ポケット部分に切込みはあるのか?などいくつかの選択肢があります。これはテンプレートによってそれぞれ異なるので予め確認をする必要があります。CDプレスが終わってから「外側からCDを封入するつもりだったけど、内側からだった」などということにならないようにしましょう。

template_kirikomi

【POINT.4】『紙質』によってCDジャケットの印象が驚く程変わる!

 

紙ジャケットのCDプレスでは本体の紙質を、コート紙(グロスニス)、グロスPP、マットPP、リバースボード、クラフト紙(有料)の中から選ぶ事ができます。それぞれ異なる特徴を持っていますので、ジャケットデザインにマッチした紙質をセレクトする事でよりCDとしての存在感が増して印象深いものとなります。紙についての説明は「紙について」のページに詳しく記載しております。

 

hinshitsu_002

●コート紙(グロスニス)

表面にPP加工をしていない一般的な紙質で、光にあてると反射しますがグロスPPほどの強い光沢はありません

 

コート紙(グロスニス)

●マットPP

紙の上にPP加工されていますが、グロスPPとは違い反射がほとんどなくシットリとした滑らかな質感です。

 

マットPP

●リバースボード

ザラッとした生成りな手触りで紙の表面に僅かな凹凸があり、光沢はほとんどありません。

 

リバースボード

●クラフト紙(有料)

ダウンボールのような素材で風合いがあります。紙自体が茶色なのでそれを計算した上でザインを作成する必要があります。

クラフト紙

【POINT.5】紙ジャケットには様々な『オプション』がある!

紙ジャケットには様々なオプションがあります。歌詞カードやライナーノーツを入れたい場合は「投げ込み印刷」。その投げ込み印刷の「紙質変更」。そしてお客様自身がジャケットをデザイン・印刷してご用意された場合は、それを弊社にお送りいただき「封入作業」を行う事も出来ます。その他、帯や不織布、スリーヴケースなどに加え、箔押しやエンボスなどの「特殊加工」などもお選び頂く事が可能です。

 

special_photo01

スリーヴケース

special_photo02

型抜き

special_photo03

箔押し

オプション料金(税抜価格)

本体・紙質変更投げ込み印刷投げ込み印刷・紙質変更封入作業(お客様提供アイテム)追加品(帯・不織布・スリーブケースなど)特殊加工分納

まとめ

以上、「紙ジャケットのCDプレスで注意すべき5つの事」いかがでしたか?一言に紙ジャケットといっても、実は色々な選択項目があることがお分かり頂けたのではないでしょうか。そしてこれらを知らずにご注文されてしまうと、仕上がったときにイメージと違ったということになりかねません。CDジャケットデザインを活かし、よりよいCDプレスを実現するためにも是非ご自身のイメージにあった適切なご選択をしてください。

 

 CDジャケットデザイン・CDプレス|エクストリーム・ラボ