【Stefan Sagmeister/ステファン・サグマイスター】Set The Twilight Reeling/Lou Reed

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Stefan Sagmeister(ステファン・サグマイスター)制作「Set The Twilight Reeling」。

このジャケット。深紫のプラケースに入れるとLou Reed(ルー・リード)の目から放射されている線が消えて、写真の輪郭のみがわずかに浮かび上がってくるというギミックがあるのです。
そうと知らずに購入して、家で開けた時の驚きは今でも覚えております。レコードからCDになったことで表現できることが少なくなったと言われていましたが、それを逆手に取ったCDならではのアイデアに感心しました。同じギミックはh.p.zinkerの作品でもやっているのですが、要は参考書などによくある赤い下敷きみたいので答えの部分だけが消えるようなものです(笑)。

このStefan Sagmeister(ステファン・サグマイスター)。
なかなか曲者で、他にもローリング・ストーンズやスケルトン・キー、エアロスミスなども手がけています。
トーキング・ヘッズのボックスセット「ワンス・イン・ア・ライフタイム」ではグラミー賞ベスト・ボックスト・オア・スペシャル・リミテッド・エディション・パッケージ賞(長い・・・)を受賞しているのです。

タイポに凝ったものを多く作っており、唯一無二の異彩を放っています。

【dinosaur jr/ダイナソー・ジュニア】Hand It Over/Dinosaur Jr

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Dinasaur Jr(ダイナソー・ジュニア)制作「Hand It Over」。

実のところ表紙の粘土細工は誰の制作かクレジットされていないので、不明なのですがお気に入りのジャケットなので紹介します。

そう、まさしくJマスシス節全開のこのジャケの雰囲気。
ゆる~い感じ。だけどどっかカッコいい。
個人的にはケース裏の「羽の生えた顔」が空を飛んでいるグラフィックも好きです。それはCGだろうけど、基本的にDinasaur Jrのジャケットは手書き・アナログ感のあるものが多いです。

そして流行りに流されていないところが、10年以上たってもまったく色あせることなく「よくわからんが何かカッコいい」ものであり続けられるのでしょう。

Dinasaur JrはTシャツカッコいいのが多いです。
昔レディングでJマスシス自身が着ていた「牛がスキーしている」Tシャツ欲しかったな~。

【Barry Godber/バリー・ゴッドバー】クリムゾン・キングの宮殿/KING CRIMSON

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Barry Godber(バリー・ゴッドバー)制作「クリムゾン・キングの宮殿」。

インパクト大!!なこのイラスト。間違いなく歴史に残るジャケットTOP10に入るでしょう。
まずジャケのイラストでハートを鷲掴み!!そしてオープニング曲の21st Century Schizoid Manで完全にノックアウト。なアルバムです。

赤と青で彩られた、なんとも形容しがたい表情。画面いっぱいに広がる摩訶不思議なジャケットはKING CRIMSONの音楽と寸分の狂いがないほどに調和して、「狂気」と「美」の世界観を作り出しています。

描いたのはチェルシー・アート・カレッジの学生、Barry Godber(バリー・ゴッドバー)。この絵を残して24歳という若さで他界した人物。まさにその短い生涯のエネルギーが凝縮されたような、物凄いパワーを持った絵だと思います。
何気に中面のタイポの使い方もGOOD!!

しかし、ジャケと音楽。ともにかなりアバンギャルドなこのアルバムが初登場全英5位。そして最終的にはビートルズの「ABBEY ROAD」を抜いてトップになってしまうなんて、日本ではなかなか考えられないことです。

1曲単位の配信などが多くなってきた今、5曲を44分に渡って構成されたこの様な作品はアルバムの意味を再認識させてくれます。